七峰縦走


9月23日(水)
秩父七峰縦走ハイキングコースを回ってきました。
小川町駅をスタートして、官ノ倉山〜笠山〜堂平山〜剣ヶ峰〜大霧山〜皇鈴山〜登谷山と巡り、寄居駅にゴールする約42KMのコースです。
東武鉄道主催で、毎年4月、ここで歩け歩けの大会が行われています。以前参加された方に話を聞かせてもらったことがあり、どんなコースだろうと思っていたのです。
寝坊してしまい、小川町駅を出発するのが11時になってしまいましたので、コースに設置してある「七峰縦走ハイキングコース」の標識を頼りにせっせと走りました。山の中で暗くなってしまうのが少し心配だったのです。


まあなんだかんだありましたが、途中は省略して、コースを回って山を下りてくるころには、結局、6時をまわって暗くなってしまいました。
寄居駅まであと3KM位のところで、頼りにしていた「七峰縦走ハイキングコース」の標識が見当たらなくなってしまったので、家の前で体操していたおじさんに、寄居駅の方向をお聞きしました。
すると、何度も何度も言い方を変えて説明してくれたばかりでなく、地面に指で地図を書いて教えてくれました。
僕は方向が間違っていなければそれで良かったのですが、暗い道を一人でとぼとぼ歩いていたので心配してくれたのでしょう。さらに、「クルマで送ってあげるよ」と言ってくれました。「大丈夫です。ありがとうございます。」と答えても、「まだ2.5KMはあるから遠慮しないで」とおっしゃります。「本当に大丈夫ですから」と言っても、「軽トラだけど乗ってきなさい」と勧めてくれます。
私に声をかけた以上、手ぶらで返すわけにはいかない的なサービス精神が感じられましたが、こちらとしては、山道を40km近くせっせと走ってきて、ゴールまであと3KMかそこらの一番おいしいところでクルマに乗せていただく訳にもいかないので、疲れてるそぶりをみせないようにして何度もお礼をしました。
気持ちの暖かい感じの人だったなと思いながら歩いていくと、やがて荒川を渡り、商店街の明りの向こうに駅の明りが見えました。やっと寄居駅に着いたなと思いつつ到着すると玉淀駅でした。曲がらなくていいところを曲がってしまったのでした。
ゴールを間違えてはすっきりしないので、すこし戻って寄居駅にたどり着きました。