琴平詣り

６月２４日（水）
知り合いのおばあちゃんのお見舞いやら何やらを兼ねて、四国のこんぴら詣りに行ってきました。
新宿から高速バスに乗って、約１２時間で琴平バステーションに到着でした。バスは大変だと聞いていましたが、尻の肉が厚いのか割と大丈夫でした。でも、途中の休憩の時に、飲みなれない缶カフェオレを飲んだら、少しして気持ち悪くなってしまい、３０分くらい青くなって耐えていたものでした。
琴平神社にすかさずお参りに向かうと、石段の手前の売店のおばちゃんがウチワをくれました。扇ぎながら石段をのぼると、きれいな石段が続いていて歩きやすかったです。これなら走れるなと思いながらヒョコヒョコ歩いていると、いつの間にやら上のお宮に到着しました。その先に奥社があるというので、そこにも行きました。年寄りに琴平詣りの大変さをよく聞かされていたので、どうってことないじゃないかと思ったものです。年寄りの話は半分の半分くらいに聞かないといけないなと思いながらお参りして下りました。

石段を下りきると、ウチワをくれたおばちゃんが待ち構えていました。ウチワをもらってしまった以上、その売店で何か買い物をしなくてはならない雰囲気です。しょうがないと思いつつ、荷物にならないキーホルダーでも買おうと思って見ていると、盛んに湯飲み茶碗を勧められました。あんまり一生懸命でうるさいので、ついつい買ってしまいました。ふたつセットで箱入りなのでけっこうかさばるものでしたし、さらにオマケだと言って、箱入りのでかい長寿箸を寄越されてしまいました。
しまったと思いながら店をでましたが、人に携帯ストラップを頼まれていたのを思い出して、別の店の店先を眺めていると、またそこのおばちゃんがでてきて張り付かれてしまいました。ブツブツ品物をいちいち説明してくれます。暗い沈んだ雰囲気で語られて、振り切る勢いを削がれ、キューピーちゃんの変なストラップを買ってしまいました。
さらに、うどんやのおばちゃんの呼び込みにも捕まってしまいました。うどんはおいしかったのですが、食べながら、もう少し押し返さなくちゃダメだと反省したものです。
石段は大丈夫だったけれど、おばちゃんたちにはかなわなかったなと思いながら、知り合いのおばあちゃんのお見舞いに向かったものでした。
写真は奥社の手前の石段です。