富士山頂


7月15日(水)
富士山頂まで登ってきました。
梅雨もあけて、天気が良かったので、ゆっくりでいいから上まで登ろうと思いながら吉田口浅間神社を出発して、山頂を目指しました。
馬返しまでダバダバ走って、馬返しからは森の中をせっせと歩いて、六合目から上の砂礫の道をズベズベ登りました。
登山競走の練習の人たちに抜かされまくりましたが、今回は何とか山頂まで到着しました。
山頂で火口を眺めると、小学校三年生の時、父と初めてここまで登った日を思い出します。父は、「ここから昔、溶岩がでてきたんだぞ」と、てきとうな説明をしてくれたと思うやいなや、「もういいだろ。下りよう」と言ったものでした。
毎年、登ってくる度に高山病で頭が痛くなったり、だるくなったりひどい目に遭って懲りますが、あの時の思い出が、気持ちをここにつないでいてくれるのだと思いますし、父のことを思い出す機会にもしています。
今回も、冷たい風に吹かれて、頭が痛くなったり、お腹が痛くなったりしました。下山道を歩きながら、「もう〜ヤダ。もう今年でやめた方がいいんじゃないか。」と辛さに耐えながら思っていたものでした。
スバルラインの五合目からバスで河口湖駅まで降りて、富士急で富士吉田駅に戻りました。
クルマがおいてある浅間神社にむけて金鳥居の坂道をトボトボ歩きながら、「来週はいよいよ登山競走だなぁ。走り出してしまえば、ずいぶん苦しい思いをしながらもそこそこ頑張ってしまうんだろうな」と思い、目まいがする気分でした。早く終わらないかなと思ったものでした。