ウルトラトレイルマウント富士


5月19(土)〜20(日)
ウルトラトレイルマウント富士のSTY(静岡to山梨)82KMに参加してきました。
82KMを制限時間26時間ということなので、天子山地27KMがあるとはいっても、ゆるゆるの制限時間だと思い、のんびり気分で出かけました。
が、自分のような一般人には、なかなか大変な設定だとおいおい気がつくことに...。
こどもの国をスタート、西富士中学校まで28Km。
下り基調の、クルマも走れるような林道が続くのかと思っていたら、けっこうアップダウンのある細道が連続。
スチール製の階段があちこちに設置されていて、よくコースを通したもんだな〜と思う箇所も多かった。
もう一回一人で行ったとしても、もう全然道順わからないでしょうね。
シングルトレイルでUTMF(156KM)の人たちが、まだまだ元気なSTYの人々に巻き込まれて大変そうでした。
「拷問だよ」とか言ってましたから。
天子山地の27KMは、天子山に登ってしまえば基本尾根道かと思っていたら、上り下りの連続でくたびれました。
急坂で滑る場所も多かったけど随分整備してくれてたみたいです。

夜通しの山歩きなんて初めてでしたので、面白かった。
竜ケ岳の山頂でくつろぎながら雨ケ岳の方を見ると、ヘッドライトの灯りが数珠つながりに降りてきていて、
前方には残雪の富士山がうっすら見えて、
広くてコースがわかりずらい場所なので、山頂に到着した人たちが、あたふたしながら先に進んでいく..。
一番印象的な場所でしたね。

随分あちこちで寝転がって休んだものでしたが、
最後に、五湖台で15分位寝て休むと、頭がスッキリして、そこからの下りも、河口湖の水辺の遊歩道も走れました。
やがて、ゴールまで1KM位の所で、天子山地の方からよく見かけていた男女のペアが歩いていたので、
「フフフフ!最終的に私の方が先にゴールだな!」と思いながら抜かしました。
すると、あちらも気がついたようで、ボソボソ話してから、あからさまに私をロックオンして追ってきます。
こちらも何気にペースを上げて、ロックオン外しを試みましたが、
ゴール前100M位で、「行くぜー!」という叫び声と共に、お姉さんにロケットダッシュで抜き去られました。
結局、24時間10分かかりました。